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- 米兵が市民の車から抗議用プラカードを引きずり出し切断
- 東村高江の米軍ヘリパッド入り口で、基地境界の外だった
- 目撃者によると自動小銃とナイフを持っており「恐ろしかった」
沖縄県東村高江の米軍ヘリ着陸帯(ヘリパッド)入り口で21日夕、米兵が基地反対を訴えるプラカードをナイフで切り離すのが目撃された。基地境界の外で、米兵は自動小銃を持っていたという。
現場はヘリパッド2カ所が建設された北部訓練場N4地区の入り口。21日午後5時半ごろ、建設工事阻止のため市民が路側帯に駐車しているワンボックス車の荷室から米兵1人がプラカードを引きずり出した。
「NO BASE」などと書かれ、寄せ書きがされたプラカードはひもでつながれていたが、ナイフで切り離された。その後、米兵が車に戻したという。
反対運動に参加するため来県し、現場を目撃した男性(51)=東京都=は「小銃を持った米兵が基地外でナイフを使っている。恐ろしくて写真を撮れずにその場を離れた」という。「おかしいと思うが、日本政府は米軍のやることには思考停止で物が言えないのだろう」と話した。
また、22日は午後3時前から同じN4地区でCH53ヘリが繰り返し兵士6~8人をつり下げて飛行する訓練をした。つり下げたまま、高江の集落や県道70号の上空を通過した。