ど派手なステージパフォーマンスでオキナワンロックをけん引してきた「かっちゃん」こと川満勝弘さん(73)が率いるバンド「コンディショングリーン」のアルバム2枚が、約40年ぶりにCDで復刻された。沖縄県ロック協会はロックの日の6月9日、かっちゃんの「最後のコンサート」を沖縄市のミュージックタウン音市場で開く。復刻CDは、この日を皮切りに県内のCDショップや書店で一斉に販売される。

約40年ぶりの復刻版CDが完成したコンディショングリーンのかっちゃん(前列左)とCDの寄贈を受けた桑江朝千夫沖縄市長(同右)。後列は左からサーミー仲宗根さん、シンキさん、かっちゃんバンドのメンバー=29日、沖縄市役所

復刻されたファーストアルバム「LIFE OF CHANGE」(左)と、2枚目の「MIXED-UP」

約40年ぶりの復刻版CDが完成したコンディショングリーンのかっちゃん(前列左)とCDの寄贈を受けた桑江朝千夫沖縄市長(同右)。後列は左からサーミー仲宗根さん、シンキさん、かっちゃんバンドのメンバー=29日、沖縄市役所 復刻されたファーストアルバム「LIFE OF CHANGE」(左)と、2枚目の「MIXED-UP」

 コンディショングリーンは1971年に結成。コザを拠点に、ベトナム戦争に送られる米兵らを相手に過激なパフォーマンスを繰り広げて人気を集めた。紫と並び、オキナワンロックの二大バンドと呼ばれる。

 県ロック協会が復刻したのはファーストアルバム「LIFE OF CHANGE」(78年)と2枚目の「MIXED-UP」(79年)。当時はポニーキャニオンからLPレコードが出され、今回は新たにボーナスとして数曲が加えられた。

 県ロック協会の喜屋武幸雄事務局長によると、版権や著作権に無頓着なかっちゃんの性格もあり、コンディショングリーンが知らないところでCD化されたこともある。数年前は欧州で海賊版が出回り、日本ロック界で話題を呼んだという。

 復刻に向け、喜屋武さんらが権利を買い戻してCD化にこぎつけた。各500枚の計千枚を制作。うわさを聞き付けた海外からの問い合わせもあり、追加制作も検討している。

 かっちゃんとギターのシンキ(神鬼)さん(64)、サーミー仲宗根さん(59)らは29日、沖縄市役所に桑江朝千夫市長を訪ね、CD計20枚を贈った。かっちゃんは「40年前の曲が沖縄や日本じゃないよ、今ごろヨーロッパで人気があるというからうれしいね」と話した。

 6月9日午後7時からのコンサートへの意気込みを聞かれると「ライブは生きているから右に行ったり左に行ったりする。何が起こるか分からないのがライブ」と記者団をけむに巻いた。

 CDとコンサートの問い合わせは喜屋武さん、電話090(7925)5814。