【那覇】琉球王国時代に活躍した那覇出身の偉人の生涯を描いた現代版組踊「琉球伝信録」(主催・那覇青少年舞台プログラム父母会)の公演が20日、那覇市のタイムスホールであった。

琉球の偉人たちの生涯を躍動感あふれる舞台で表現した現代版組踊「琉球伝信録」=20日、タイムスホール

 那覇市近郊の小中高生45人が、地元で生まれ育った玉城朝薫、平敷屋朝敏、蔡温、名護親方の生きざまをエネルギッシュな踊りや空手、歌を交えて表現した。若者たちの熱演に観客は盛んな拍手を送った。

 朝薫を演じた陽明高2年の玉城歩美さん(17)は「舞台に立つ前に地域のことを勉強した。組踊ができるまでの苦悩や、伝統芸能の素晴らしさを知ってもらいたい」と話した。朝敏役の那覇高1年の大山倫受(りず)さん(16)は「朝敏はベールに包まれた人。自分なりに解釈して精いっぱい演じた」と笑顔で語った。

 鑑賞した那覇国際高2年の萩田絵理奈さん(17)は「方言と日本語、両方で話していたので分かりやすかったし勉強になった。舞踊もすごくきれいだった」と感激していた。

 那覇青少年舞台プログラムは2005年、青少年の健全育成を目的に那覇市が設立。11年からは参加する児童・生徒の父母による運営に移行した。舞台制作を通して伝統文化を継承し、地域に貢献できる人材育成を目指している。