FM沖縄の人気番組「Radio dub(レディオダブ)」が毎週木曜日に、「10代にウケるマニフェスト」のコーナーを設けている。今年夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを受けた企画。発案したパーソナリティーのお笑い芸人、小波津正光さん(41)は「選挙や社会に関心を持つきっかけになればいい」と話す。(社会部・嘉数よしの)

リスナーから寄せられた「10代にウケるマニフェスト」を紹介するパーソナリティーの小波津正光さん(右)とあんなさん=24日、浦添市・FM沖縄

 「『君が法案を出せるよ権』を販売します」

 「車の免許取得時に軽自動車をあげます」

 「授業の合間に睡眠時間を取り入れる」

 1月から始まったコーナーには、10代から40代のリスナーから、さまざまな“マニフェスト”が寄せられている。学校生活への不満やコンプレックスをもとにした意見に加え、「投票会場内はスタバ(スターバックスコーヒー)が飲み放題」など、投票率アップにつながりそうな提案も。

 小波津さんは「ボケたつもりが核心を突いているものもあって面白い。政治家の皆さんにも聞いてほしい」と呼び掛ける。

 当初は、マニフェストの意味が分からない若いリスナーが少なくなかったというが、回数を重ねるごとに「おバカなものだけでなく、いろいろな声が寄せられるようになった」と小波津さん。「18歳ぐらいの子たちはとても純粋。大人にだまされないよう、たくさんの考えに触れて、自分なりのものの見方を身に付けてほしい」と望む。

 プロデューサーの又吉里香さん(35)は「選挙に行ったところで何が変わるの、と思っている若者は多いだろうけれど、意見を出して未来が変わればきっと楽しい。番組で“夢”を語ることが投票への動機につながればうれしい」と話した。