高校野球の第63回県春季大会第5日は25日、北谷など3球場で2回戦8試合が行われ、那覇、前原、豊見城、南部工業、名護、八重山商工、美来工科、嘉手納が勝ち、16強入りした。

那覇-浦添商 3回表那覇1死二塁、池村祐人が右中間に先制の三塁打を放つ=沖縄セルラースタジアム那覇(金城健太撮影)

 那覇は6-1の九回、浦添商業に2四死球と4安打で4点を返されたが、再登板した東江椋佑が1死二、三塁で後続を断ち、6-5で逃げ切った。初回に2点を先制した前原は1点リードの五回、平良竜哉の中前適時打で追加点を挙げ、第1シードの八重山を3-2で振り切った。

 豊見城は五回に清水喜大の本塁打などで4点を挙げ、普天間を5-1で退けた。南部工は七回に4連打などで3点を追加し、6-5で宮古総実を下した。第6日は26日、3球場で2回戦8試合を行う。

 「仕掛けてくると思った」。6-5に詰め寄られた九回裏1死二、三塁。那覇の新2年生右腕・東江椋佑は1ストライクからの2球目、独断でスクイズを外して三走を刺した。なお2死三塁。「打たれても同点」と強気で腕を振り、こん身のスライダーで見逃し三振を奪い、浦添商業との熱戦に終止符を打った。

 5点リードで迎えた九回、楽勝ムードが吹き飛んだ。先頭を死球で歩かせると、平凡な遊ゴロを内野安打にするなど守備もほころび、2投手が打ち込まれて6-3。無死満塁のピンチで東江に託された。

 2点を失いながらも踏ん張った東江は「抑えることができて自信になった。チームとして成長できる」と喜んだ。初戦の小禄戦に続き、好救援した東江に大城康成監督は「苦しい場面でも粘り強く投げてくれた」とたたえた。

 3回戦は昨秋1回戦で破った豊見城と当たる。2安打1打点の池村祐人は「相手はリベンジの気持ちで向かってくる。気を緩めず戦う」と話した。(粟国祥輔)