【東京】今月で閉所する早稲田大学「琉球・沖縄研究所」(勝方=稲福恵子所長)の最終企画「世界にひろがる琉球芸能」が26日、同大であった。歌や三線、琉球舞踊など戦後の沖縄を元気づけた多彩な芸能で、10年の活動に一区切りつけた。220人が詰め掛け、言語や民族、社会、経済など「沖縄学」の発展に努めた研究所の閉所を惜しんだ。

琉球・沖縄研究所の最終企画では多彩な琉球舞踊が披露された=26日、早稲田大学小野記念講堂

勝方=稲福恵子所長

琉球・沖縄研究所の最終企画では多彩な琉球舞踊が披露された=26日、早稲田大学小野記念講堂 勝方=稲福恵子所長

 県立芸術大学・琉球大学非常勤講師の新城亘氏、マット・ギラン国際基督教大学上級准教授、在日サウジアラビア大使館のブリ・モハメッド氏が民謡のトゥバラーマを3カ国語で共演するなど会場を沸かせた。

 同研究所は2006年4月創設。全国で初めて「沖縄学」の正式講座を設置、国際シンポジウムなども開いた。

 17年度に退任を迎えるため、満10年の本年度で閉所することを決めた勝方=稲福所長は「基地問題など沖縄問題は日本の問題の集約。沖縄問題のもつれた糸を解きほぐしてほしい」と今後の若手研究者の活動に期待した。