沖縄県立美里工業高校(山城克校長)で5月30日、本紙記者を講師に招いた新聞出前授業があった。調理科の1、2年生54人が新聞の仕組みを学び、同日付の本紙からテーマに沿った記事を集めた切り抜き新聞を作った。各自選んだ記事からトップ記事を決める“編集会議”も体験した。

グループに分かれ、自分が選んだ記事を紹介し合う生徒たち=5月日、美里工業高校

グループに分かれ、自分が選んだ記事を紹介し合う生徒たち=5月日、美里工業高校

 NIE事業推進室の安里努記者が、新聞を読む意義やインターネット情報との違い、見出しの役割などを説明。その後、生徒たちはグループに分かれ「発見」「笑顔」などのテーマに沿った記事を選び、大きな紙に貼り付けて1枚の新聞を作った。

 2年の金城楓香さん(16)のグループは、「心しみる新聞」のタイトルで紙面を作った。自傷行為を繰り返す女性たちへ世界中の人がメッセージを寄せた写真集の記事をトップに選び、理由を「苦しんでいる人たちを世界中の人々の優しさで励ましていて、会ったことのない人でも愛があれば助けられると思ったから」と説明。トップ以外の記事も「愛」をテーマに選んだとし「愛があれば何でもできる」と発表すると、拍手が起こった。

 1年の當間聡汰さん(15)は「新聞は見出しの大きさなどで伝え方を工夫していると知った。大人になって生きる力を身に付けるために、新聞は大事だと思った」と話した。

 1年の担任の外間あかり教諭は「普段、社会で起こっていることを生徒同士で話す機会は少ないが、記事を通して意見交換している様子が良かった。きょうの授業が、社会に目を向けるきっかけになれば」と話した。