沖縄タイムス伝統芸能選考会の三線部門新人賞では、受験可能な最年少の中学2年生21人が挑戦し、17人が入賞した。東日本大震災を機に、2011年に東京から沖縄へ移住した琉球大学付属中学校2年の高橋楓凪(ふうな)さんも新人賞を射止めた。

三線新人賞に合格した高橋楓凪さん(右)と師匠の小畑香代恵さん

 高橋さんはもともと音楽が大好きで、沖縄のことを知りたいと思った母親と一緒に三線を始め、古典音楽の世界に興味を持った。「三線の郷愁を誘う音色が好き。三つしかない弦で、これだけ無限の音を生み出せるのが不思議」と語る。

 最初は琉歌の意味も分からなかったが、今では課題曲「伊野波節」の歌詞もしっかり理解している。1年かけて準備してきたので「合格の自信はあった。これから優秀、最高、グランプリと目指していきたい」と目を輝かせた。師匠の小畑香代恵さんは「とても素直な子で、週に一度の稽古も休まない。吹奏楽の部活も続けながら、古典も勉強してほしい」と喜んだ。