沖縄地方は今年に入り、2月から少雨傾向が続いている。2月の降水量は平年比51%。3月は同84%と一時回復したが、4月に同77%、5月は同27%と記録的な少雨を観測した。降水量は4カ月連続で平年を下回り、ダムの貯水量は5月以降、連日下がり続けている。

県内最大の福地ダムも赤土の地肌が目立つ=5月30日、東村(本社チャーターヘリから下地広也撮影)

県内最大の福地ダムも赤土の地肌が目立つ=5月30日、東村(本社チャーターヘリから下地広也撮影)

 南大東の5月の降水量は18・5ミリと平年比9%にとどまり、1942年の統計開始以来、最も少なかった。ほか北大東25・0ミリ、宮城島21・0ミリ、慶良間36・0ミリなど計10地点で5月の最少雨量を更新した。

 同月は那覇も33・0ミリで平年比14%、名護は56・5ミリで平年比25%と、全ての地点(気象台、特別地域気象観測所の8地点)で平年を下回った。

 太平洋西側の熱帯域で海水温が高く、上昇した暖かい空気が日本の南側で下降流となって、高気圧の勢力を強めたことが原因とみられている。一方、日照時間は全ての地点で平年を上回り、平年比161%とかなり多かった。

 沖縄地方は6月に入り久々にまとまった雨が降るが、国、県、企業局が管理する県内11ダムの3日現在の合計貯水率は、平年を29・1ポイント下回る46・1%。

 国管理ダム9カ所の3日午後5時半現在の合計貯水率は44・8%。そのうち県内最大の福地ダムは34・7%まで水位が下がっている。

 県管理の倉敷ダムは62・6%、企業局管理の山城ダムは76・6%となっている。

 沖縄気象台の3カ月予報によると、8月までの降水量は平年並みか少ない見通し。太平洋高気圧に覆われやすく、6月も曇りや雨の日が平年より少なくなりそうだ。