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  • 男子小学生の県内のバレー人口は574人でサッカーの7分の1以下
  • 受け皿となるチームが少なく、県協会は横断幕やちらしで地道にPR
  • 全日本男子合宿を誘致し交流を企画するなど「まずは親しんで」

 「男子小学生の皆さん、バレーボールをやってみませんか」-。沖縄県バレーボール協会は低迷する競技人口を増やそうと、横断幕やちらしで呼び掛けている。県内の男子小学生スポーツは野球、サッカー、バスケットボールが三大人気。バレーはクラブ数が少なく、選手数もサッカーの7分の1以下だ。川田学理事長は「小学生から手軽に親しめる環境をつくりたい」と話す。

県バレーボール協会が作製した部員募集のチラシ

 男子バレーは、小学生の受け皿が少ないのが現状だ。県内の各競技団体によると野球は261、男子バスケは133、サッカーは152の小学生チームがあるのに対し、男子バレーは49。2015年度の選手数は県協会の活動もあって574人に増えたものの、男子サッカー4136人に比べて大きな差がある。

 川田理事長は「人口拡大に成功したサッカーに比べ、バレーは対策が遅れ、長い時間をかけて競技人口が減っている。増やすには時間と努力が必要」とみる。

 県協会は競技人口拡大の取り組みを沖縄市から始め、全県に広げたい考えだ。ホームページなどでバレーを始めたい子どもや保護者にチームを紹介。3月中旬に市内であった大会では、選手募集の下敷きやクリアファイルを配ってアピールした。

 昨年の全日本女子に続き、全日本男子の合宿(4月・沖縄市体育館)を誘致し、子どもたちとの交流を企画する。ほかにも当たっても痛くない風船バレーなど、小学低学年から手軽に楽しめる取り組みなどを模索している。

 県協会指導普及強化副委員長の平山常仁さん(美里工業高監督)は、約15年前から高校の部員減少に危機感を抱いていた。「まずは小学生から増やしたい。そのためにも地域の指導者を育てたい」と語る。

 沖縄市の小学生チーム「高原ボーイズ」の石川博昭監督は「中学で部活がない学校もあり、連携が課題。ボールをつなぎ、チームでカバーし合うバレーの良さを知ってほしい」と呼び掛けた。(大門雅子)