少雨傾向が続き、ダムの貯水率が減少している沖縄県座間味村で4日、午後9時から翌日午前7時までの夜間断水が始まった。夜間断水は2014年以来、4年ぶり。

仕切り弁を閉じて給水を止める作業員=4日夜、座間味村

 座間味島の水源である座間味ダムの貯水率は4日現在43・13%で、阿嘉・慶留間の両島に給水するウタハ堰(せき)は30・84%と落ち込んでいる。座間味ダムで3日、29ミリの雨が降ったが、貯水量の改善には至らなかった。村によると、断水解除の見通しは立っていない。

 5月の1日平均水使用量は座間味島が247トンで阿嘉・慶留間両島が106トン。座間味島では常設の海水淡水化施設が1日当たり160トンを給水しているが、使用量に追いついていない。阿嘉島にある県貸与の海水淡水化装置は不具合が生じ、4月から取水を中止している。村は修復作業を急いでおり、7日にも再稼働する見通し。

 沖縄気象台によると、慶良間(村慶留間)の5月の降水量は36ミリで、平年値237・8ミリの約15%にとどまった。村は少雨が続けば7月中旬にもダムが枯渇するとみており、浅井戸など別の貯水池から取水できるよう作業を進める。

 一方、渡嘉敷村は4日、渇水対策本部会議を開き、夜間断水の実施について協議したが見送った。恩納堰など三つの貯水池の貯水量の合計は4日現在39・6%。会議では30%を切れば夜間断水に踏み切ることを確認した。