夜間断水が始まった沖縄県座間味村では4日、住民や飲食店、ダイビングショップのスタッフらが対応に追われた。午後9時の断水開始に合わせて一部の飲食店で営業時間を短縮するなど生活に影響が出ている。「長引くのは困る」「どうしていいか分からない」。4年ぶりの断水に困惑の声が聞かれた。(南部報道部・知念豊)

宿泊客に節水を呼び掛けるポスターを張り出す民宿のスタッフ=4日、座間味村

 村座間味で弁当店を営む徳原宏美さん(50)は1日50~60個の弁当を用意するため、午前6時から働き始め遅い時は深夜0時近くまでかかる。「水タンクがないので断水は困る。もし今後、隔日断水になったら営業できなくなるのではないかと心配だ」と話し、慌ただしい様子で作業に戻った。

 2年前に県外から引っ越してきた教員の高橋真鶴さん(52)は「断水を体験するのは初めてで、どうしていいのか分からない。5リットルのポリ容器が4~5個あるので、水をためて大切に使いたい」と話した。

 ダイビングショップオーナーの宮平安弘さん(67)は「地下水を使っているのでシャワーは問題ないが、食事が困る。調理用の水はタンクに水をため、そこから使うことになる。これから観光シーズン本番を迎えるので非常に困る」と肩を落とした。

 「海水淡水化装置もあるのに断水になるのかと怒っている人もいる」と話す宮平寿作さん(42)。夜間断水には「9時から開始は少し早い。トイレも自由に行けない」と困り顔だった。

 村教育委員会は学校給食用の皿やスプーンなどを洗う必要のない紙製のものに変更するか検討している。村内の各学校では花壇への散水を控えたり、飲み終わった牛乳パックを洗うのをやめたりしているという。

 宮里哲村長は「村民や観光客に迷惑を掛けて申し訳ない。引き続き節水への協力をお願いしたい」と話した。