9月16日に引退する安室奈美恵の全国5大ドームツアー「namie amuro Final Tour 2018~Finally~」が2、3の両日、東京ドームで開かれた。最終日となった3日のステージでは約2時間50分で全30曲をパワフルに歌い、「すてきな25年間の思い出をつくってくださったファンの皆さま、サポートしてくださった全ての皆さんに心から感謝しています」と締めくくった。(学芸部・天久仁)

赤と黒のシックな衣装で登場。オープニングで「Hero」を歌った安室奈美恵=2日、東京ドーム

純白のゴージャスなドレスで客席に笑顔を見せる安室奈美恵

ステージいっぱいに、疾走感溢れる舞台を展開した安室奈美恵

キレのあるダンスと歌を披露した安室奈美恵

赤と黒のシックな衣装で登場。オープニングで「Hero」を歌った安室奈美恵=2日、東京ドーム 純白のゴージャスなドレスで客席に笑顔を見せる安室奈美恵 ステージいっぱいに、疾走感溢れる舞台を展開した安室奈美恵 キレのあるダンスと歌を披露した安室奈美恵

 ライブ会場は安室の衣装や髪形、メークをまねる「アムラー」をはじめ、男女を問わず、幅広い年齢層の5万2千人であふれた。会場周辺にはチケットを入手できなかった多数のファンが集まり、漏れ出る音に耳を傾ける姿も。

 ツアーファイナルはファンのリクエストに応える選曲で、25年間の活動の歴史を振り返る内容になった。湧き上がる「奈美恵」コールに迎えられ、安室が赤と黒のスカートで登場すると会場は静まり返り、「Hero」の曲が始まると会場を揺らすような大歓声が弾けた。

 この日は曲調に合わせたピンクや黄色のワンピース、白のドレスなど八つの衣装を用意した。ミドルテンポでしっとりした「Baby Don't Cry」では胸に手を当てるしぐさを見せ、何度も笑顔で客席に手を振り、ライブを楽しみながら名残を惜しんでいる様子。

 圧巻だったのは後半の「a walk in the park」。過去のライブ映像を流しながら、ステージを駆け巡る姿は25年間踊り、疾走し続けた「歌姫」の足跡そのもの。息を切らせることなく歌う姿に、ファンの拍手はひときわ大きくなった。

 ライブでは16人のダンサーと抱き合って感極まり、何度も目頭を押さえる場面もあった。最後のメッセージでは「9月16日以降、私がこうしてステージに立つことはありません。だからこそ、この25年間が私の中でとてもとても大切な思い出になりました」と強い声で語った安室。

 「これからもすてきな音楽に出会ってください。25年間ありがとうございました。最後は笑顔で、みんな元気でね、バイバーイ」と明るくステージを後にした。

 3日の公演と2017年9月の25周年沖縄ライブ、その他各地のライブの模様を収めたDVDが8月29日に発売される予定。