昨年3月21日に地元・石垣島にある石垣市中央運動公園 屋内練習場特設ステージで行われた「BEGIN25周年記念音楽公園~石垣島で会いましょう~」でスタートしたBEGINの25周年。6月にアルバム「ビギンのマルシャ ショーラ」、そして10月にはアルバム「Sugar Cane Cable Network」をリリースし、10月4日の埼玉・鴻巣市文化センタークレアこうのす大ホールを皮切りに、全国24カ所に及ぶ「BEGIN 25周年記念コンサート「Sugar Cane Cable Network」ツアー 2015-2016」を行ってきたが、その千秋楽となるコンサートが3月20日、両国国技館で行われ、約7000人のファンがそのお祝いに駆けつけた。

泡盛のグラスで乾杯するボーカルの比嘉栄昇(撮影:浜野カズシ)

25周年記念ツアーを祝い乾杯するBEGINのメンバー=東京都・両国国技館(撮影:浜野カズシ)

泡盛のグラスで乾杯するボーカルの比嘉栄昇(撮影:浜野カズシ) 25周年記念ツアーを祝い乾杯するBEGINのメンバー=東京都・両国国技館(撮影:浜野カズシ)

 開場後、国技館独特の枡席がどんどん埋まっていき、全ての席が埋まった頃、BGMと照明が落ち盛大な拍手の中BEGINのメンバー三人が登場。そして三人だけで一曲目に演奏されたのは「昔美しゃ今美しゃ」。

 その後『ありがとうございます!BEGINです!ようこそ両国国技館へ!みなさんのおかけで25周年を締めくくることができます。今日はフェスみたいなもの。どうしたってまとまらないんだから最初からとっちからかっていきましょう。年は関係なくみんな同窓生です。お祭りなんで、よろしくお願い致します!』とメンバーからの挨拶があった後、『石垣島の先輩に、お酒はお祝いに飲むのだとよく言われました。そして今日飲まないでいつ飲むんだ!』とアルコール度数43度の泡盛のグラスを『カンパーイ!』と一気に飲み干した。

 そして続けて「俺は嫌って言う」26年前の記念すべきデビュー曲「恋しくて」。ピアノの上地等がボーカルの「朝焼けの情景」、カバー曲「I Shall Be Released」 を演奏。そしてサポートメンバーが登場し5人のバンド編成となり『今回初めてレコチョクで1位になりました!』『今日は浦ちゃんになっちゃうよ!皆さんが乙ちゃんです!』というMCと共に披露されたのはauのCMで大きな話題になり桐谷健太との共演でテレビ出演も果たした、島袋優メインボーカルの「海の声」。もはやBEGINの新たなスタンダードになりつつあるこの曲は誰もが待っていた曲の一つだろう。それがはっきり分かるような大きな歓声が上がった。

 その後、ハワイで話題のアサイーボウルのアサイーの実がブラジルが原産であるというハワイとブラジルの繋がりを描いた「アサイーボウル」。

 島袋優の「Rogan’Roll」、上地等の「憧れのアンダー」とそれぞれがメインボーカルをとる楽曲が続いた後に昨年「JALホノルルマラソン2015」のテーマソングになり、12月にハワイのワイキキシェルでもコンサートを行いそこでも披露した「Blessing Rain」を演奏し会場に爽快な空気を漂わせた。

 そして31名のフラチーム、サンディーズフラスタジオを呼び込み「アロハの花」「涙そうそう」「ウルマメロディー」、更にエイサーの琉球國祭り太鼓関東地区の打ち手36名、旗持ち10名、計46名が加わり、「三線の花」そして「オジー自慢のオリオンビール」では曲に合わせて『ありカンパーイ!』と大きな盛り上がりを見せ、そしてその直後に間髪入れずに演奏された「かりゆしの夜」では栄昇の『カチャーシー踊りますか!』の声で会場のお客さん全員が総立ちでカチャーシーを踊り、両国国技館が一気に沖縄と化した。

 そして宮城姉妹、サンバチーム「ブロコ・アハスタォン」が加わり、ブラジルのサンバの原型になったと言われているリズム、マルシャでアレンジされた楽曲が止まる事なく約25分間、メドレーで立て続けに演奏されるマルシャコーナーに突入! そこではサザンオールスターズの「勝手にシンドバット」、比嘉栄昇のギターソロが唸り会場を沸かせた DEEP PURPLE「Smoke on the Water」なども披露された。

 そして落ち着いたところで『明日から26年目が始まるにあたり発表する事があります』

 そう言うと島袋優からは4月から沖縄でラジオのレギュラー番組をスタートさせる事、そして上地等からはなんとソロアルバムをリリースする事が発表された。『だからといって僕たちのBEGINのライブが無くなるわけではありません!どんどんやっていきますよ!』と26年目も積極的に活動して行く事を明らかにした。

 そして最後に『子供が生まれる時お腹の羊水は海水と同じ成分なんだ、だから僕らは生まれながらにサーファーなんだ』というMCと共に「サーファーに傘は要らないのさ」で本編は終了。

 会場から起こるアンコールに答え、メンバーがステージに再登場。1曲目に演奏されたのは「ボトル二本とチョコレート」。そして『もう一曲やろうぜ!』と今日の出演者全員を呼び込み総勢127名の「島人ぬ宝」で会場のボルテージは最高潮。大団円を迎えた。この「島人ぬ宝」は来年でリリースしてから15年が経つ事になる。

 そして『みなさんお元気で!また同窓会で会いましょう!さようなら!』というMC後、演奏されたのは東京を舞台にした曲「ハンドル」だった。この曲をもってBEGINの25周年イヤーは終了した。

 なおBEGINは6月25日に沖縄県嘉手納町でうたの日コンサートの開催も予定されていて、今後もますます積極的に活動を行っていく。

▼BEGIN 25周年記念コンサート「Sugar Cane Cable Network」ツアー 2015-2016/2016年3月20日(日)両国国技館

01. 昔美しゃ今美しゃ

02. 僕だけの愛で出来たうた

03. 俺は嫌って言う

04. 恋しくて

05. 朝焼けの情景

06. I Shall Be Released

07. 海の声

08. アサイーボウル

09. Rogan'Roll

10. 憧れのアンダー

11. Blessing Rain

12. 笑顔のまんま

13. アロハの花

14.涙そうそう

15. ウルマメロディー

16. 三線の花

17. オジー自慢のオリオンビール

18. かりゆしの夜

<マルシャメドレー>

19. 流星の12弦ギター〜YOU〜愛が走る〜国道508号線〜

勝手にシンドバット 〜Smoke on the Water 〜また逢う日まで〜

月がとっても青いから〜いつでも夢を〜バルーン

20. サーファーに傘は要らないのさ

<ENCORE>

ボトル二本とチョコレート

島人ぬ宝

ハンドル