6日午前3時20分ごろ、沖縄県うるま市みどり町の県道75号で、在沖米軍キャンプ・ハンセン所属の男性海兵隊員(24)が運転していた普通乗用車が、車道で横になっていた同市の無職の男性(63)をひいた。うるま署によると、男性は意識不明の状態で救急搬送されたが、約40分後に死亡が確認された。署は路上寝だった可能性もあるとみて事故原因を調べている。

 現場は見通しの良い片側1車線の直線道路で、車は市昆布方面から安慶名方面に向けて走行。署によると、男性は「出勤途中だった」「ブレーキが間に合わなかった」などと話しているという。

 事故直前の午前3時17分ごろ、現場で「男性が路上で寝ていて危険」と110番通報があった。同19分ごろ、署のパトカーに現場へ向かうよう指示が出され、到着した同28分ごろにはすでにひかれていたという。署は「路上寝通報に関する通常通りの対応をしており、問題はない」としている。

路上寝通報 2017年は7016件

 県警によると、泥酔による「路上寝」の通報は2017年に7016件あり、統計開始以降最も多かった16年7159件から143件減少したが依然高い水準で推移している。11年まで5千件台だった路上寝の通報は、12年には6136件に増加。右肩上がりに増え続け、16年に7千件を超えた。

 県内では、路上寝していた人が車にひかれるなどして死傷する事故が絶えず、運転手が自動車運転処罰法違反容疑で逮捕されるケースも出ている。道路で寝る行為自体が、道路交通法違反に当たる可能性もある。

 路上寝が交通事故を誘発する危険性があるなどとして、浦添市議会は今月、県内で初めて路上寝防止の対策と施策推進を県や県警に求める決議案を全会一致で可決した。県警は「路上寝は事件事故に巻き込まれる可能性が高い危険な行為。適正飲酒を心掛けてほしい」としている。