那覇市出身のディスクジョッキー(DJ)、朝野伊織さん(36)が国内外のクラブで活躍している。「IORI」の活動名でドイツのレーベルに所属し、これまでに電子音楽を中心にアルバム2枚とシングル16枚をリリース。昨夏は日本人で唯一、歴史あるスイスのモントリュージャズフェスティバルのハウス・テクノのステージに上った。「今後は沖縄との関わりを作品に出していけたら」と朝野さん。7月には那覇市でプレーする予定だ。

国内外のクラブで活躍するDJの朝野伊織さん=2017年12月、都内(朝野伊織さん提供)

「沖縄での活動も増やしたい」と語る朝野伊織さん=5月30日、那覇市

国内外のクラブで活躍するDJの朝野伊織さん=2017年12月、都内(朝野伊織さん提供) 「沖縄での活動も増やしたい」と語る朝野伊織さん=5月30日、那覇市

 10代の頃から音楽が好きで、高校卒業後、県内のクラブで活動していた。2008年、アーティスト向けの会員制交流サイト(SNS)に作品を出すと、海外のレコード会社から声が掛かり、レコードをリリース。12年から3年間、電子音楽の中心地、ドイツ・ベルリンを拠点にヨーロッパツアーを展開した。

 クラブでの活動にとどまらず、CDを出しながらツアーを展開するDJは、国内ではまれという。世界三大ジャズ・フェスティバルの一つ、モントリュージャズフェスティバルから声が掛かるなど、注目度は高い。

 朝野さんは「人の曲をかける夜の音楽係ではなく、ストーリーや流れをうまく音楽的に伝えられるか、DJの善しあしはそこにある」と説く。今後はこれまでの曲制作とツアーに加え、自身のレコードレーベル発足を目指す。「沖縄での活動も増やせていければ幸い」と抱負を語った。