沖縄県警宮古島署(前花勝彦署長)は5月30日、宮古総合実業高校(平良淳校長)にヒマワリの種約600粒を贈った。2011年に京都府で交通事故で亡くなった当時4歳の男児が育てていたヒマワリの種で、京都府警が交通死亡事故の根絶を願う「ひまわりの絆プロジェクト」として各都道府県警に贈っている。宮古総実高に贈られた種は昨年、沖縄県警が植えて増やした。今年は同校で増やし来年以降、各小中学校へと届けて事故根絶の思いをつなぐ。

交通死亡事故根絶の願いを込めてヒマワリの種を植える宮古総合実業高校の生徒たち=5月30日、同校

 ヒマワリの種は、息子の生きた証しを残したいと男児の父親が京都府警に託した。2015年、男児の誕生日の5月18日に植えられた種はその後、府内全域に広がり、大輪の花を咲かせた。贈呈式で前花署長は「命の大切さと交通死亡事故防止の機運を盛り上げていくため、宮古島でもヒマワリを広げてほしい」と期待した。

 種を受け取った生物生産科2年の国吉奏樂(そろ)さん(16)は「二度と事故が起こらないよう交通安全の大切さを伝えていく。責任を持って育て、後輩たちに活動を継いでいく」と決意した。