沖縄県中城村北上原のプチ・スウィートのパティシエ屋宜丈斗さん(25)=うるま市=がこのほど、福岡市内で開かれた九州の洋菓子技術コンテスト(主催・福岡県洋菓子協会)の「ピエス・アーティスティック(ショコラ)」部門で最優秀賞に選ばれた。作品のタイトルは「スコーピオン」。機械仕掛けのサソリ2匹などをチョコで作った。この大会で県勢が最優秀賞を取るのは3人目。

九州の洋菓子技術コンテストの部門別最優秀賞に選ばれた屋宜丈斗さん。手前が全てチョコでできた受賞作「スコーピオン」の試作品=9日午後、中城村北上原・「プチ・スウィート」

 5月23日にあった技術コンテストは13部門あり、九州各地からパティシエらが出場。高さ50センチ以内という条件で芸術的なチョコの細工を競う「ピエス・アーティスティック(ショコラ)」には15人が出て屋宜さんの作品が頂点に立った。

 2匹のサソリとトンボはいずれも機械仕掛けという空想を形にした。歯車はパウダーで銀色にほどこした。「かっこいいもの」とサソリを題材に選び、「普通じゃ面白くない」と歯車のアイデアを取り入れた。

 試作を重ねて作品が出来上がるまで半年を要したという労作。屋宜さんは「(プチ・スウィートの)社長やシェフら多くの人にアドバイスをもらったので良い結果が出てうれしかった」と笑顔を見せた。中部農林高を卒業後パティシエとなって8年目。九州制覇の次は全国大会に挑みたいと言う。将来はチョコ専門店を開く夢を持つ。