宮古島署と沖縄県警捜査1課は9日、宮古島市平良西里のアパート一室で、顔や胸などを骨折した男性の遺体が見つかったと発表した。所持品や指紋などから遺体は宮古島市の男性(63)と特定。司法解剖の結果、男性が事件に巻き込まれたとみて捜査している。この部屋を借りている男性の知人男性が何らかの事情を知っているとみて行方を探している。

遺体が見つかった部屋を調べる捜査員=9日午後、宮古島市平良

遺体の発見現場

遺体が見つかった部屋を調べる捜査員=9日午後、宮古島市平良
遺体の発見現場

 県警は司法解剖や関係者への聞き取りなどから、男性の死亡時期を5月下旬と推定。室内で争った形跡などがないか、調べている。捜査関係者などによると、池村さんは5月下旬、知人男性らと発見された部屋で飲酒していたとみられる。

 6日午後5時50分ごろ、アパートを借りている男性の関係者から「男性を最近見掛けていない」と署に通報があった。現場を確認した警察官が同日午後6時35分ごろ、男性の遺体を発見した。居間の畳の上であおむけで亡くなっていたという。当時、玄関は鍵がかかっていた。

 県警は遺体を本島へ移し、8日に司法解剖を実施。骨に刺し傷などの痕跡などは認められず、暴行を受けて骨折した可能性も含めて調べている。

 遺体が見つかったアパートは9日、複数の捜査員が鑑識し、物々しい雰囲気に包まれた。アパート隣の男性(56)は「3日前から警察官が連日のように出入りし、死がいのような臭いが漂っていた」と驚いた様子。朝方に金の取り立てで言い争う声が聞こえたことがあるといい「何か関係しているのか」といぶかった。

 亡くなった男性と幼なじみという男性(63)は「本人から昨年10月ぐらいに横浜から戻ってきたと聞いた。おしゃべり好きで、最近見ないなと思っていた所だった」と突然の事態に衝撃を受けていた。