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  • 那覇地検は刑特法違反容疑で逮捕・送検された目取真俊さんを釈放
  • 辺野古崎浅瀬で米軍警備員に拘束され、海保に緊急逮捕されていた
  • 目取真さんは「米軍基地侵入や不法行動の意志はなかった」と強調

 那覇地検は2日夜、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺の米軍提供水域内に許可なく入ったとして、刑事特別法違反の疑いで逮捕・送検された芥川賞作家の目取真(めどるま)俊さん(55)を釈放した。処分保留とみられる。

勾留中の状況を説明する芥川賞作家の目取真俊さん=2日午後8時14分、沖縄市海邦町の中城海上保安部前

 中城海上保安部は同日昼、目取真さんを那覇地検に送検。午後7時7分に同保安部に身柄を移し、8分後に地検が釈放を通知した。

 目取真さんは1日朝、連日、抗議行動を行っている辺野古崎の浅瀬に仲間5人とカヌーで移動したところ、軍警備員が拘束。第11管区海上保安本部に引き渡され、緊急逮捕された。

 関係者によると、軍警備員は陸上からカメラで目取真さんらを撮影。岩場から別の人物を捕まえようとし、止めに入った目取真さんを拘束した。

 釈放後、目取真さんは「これまでは遠くで見ているだけだったが、浅瀬を走って来て陸上に引きずられた。基地への侵入や不法行動の意志はなかった」と逮捕の不当性を強調した。

 8時間に及ぶ米軍の拘束について「異常な事態だ」と訴えた。釈放前、同保安部前には支援者約150人が集まり、即時釈放を求めて職員と激しくもみ合うなど、一時、騒然とした。