【那覇】「ケービン」の愛称で親しまれた沖縄県営の軽便鉄道那覇駅跡の那覇市泉崎バスターミナル再開発工事現場で、昨年9月からことし3月にかけて転車台とみられる遺構や車両の点検施設とみられる遺構が相次いで発見された。3月23日に報道陣に公開された現場の様子を写真で紹介する。(社会部那覇担当・又吉俊充)

戦前の那覇駅 戦前に撮影された軽便鉄道那覇駅構内。壺川方面から旭橋の方に向かって撮影された(提供・那覇市歴史博物館)

今の那覇駅跡 戦前の写真と同様に壺川方面から旭橋方面に向かって撮影。レンガづくりの遺構が当時の面影を残す=3月23日、那覇市泉崎

転車台 軽便鉄道那覇駅で、車両の方向転換などに使われていた転車台とみられる遺構。昨年9月に発見、直径約8メートル程度の円形。今後移築保存される

点検施設 ことし3月上旬に新たに出土した点検施設とみられる二つの遺構。いずれも同様の形状で、長さ約8・6メートル、幅約1・6メートルほど。中央の溝は大人1人が入ることができ、車両の点検時などに使用された可能性があるという

軽便鉄道遺構が発見された旭橋再開発工事現場

<ことば>軽便鉄道 1914~45年初頭まで営業した県営の鉄道。車両数118。那覇を起点に与那原、嘉手納、糸満の3路線、海陸連絡線(那覇駅~那覇港)があり、全営業距離は約48キロにおよんだ。沖縄戦で破壊されるまで陸上貨客輸送の要だった。

戦前の那覇駅 戦前に撮影された軽便鉄道那覇駅構内。壺川方面から旭橋の方に向かって撮影された(提供・那覇市歴史博物館) 今の那覇駅跡 戦前の写真と同様に壺川方面から旭橋方面に向かって撮影。レンガづくりの遺構が当時の面影を残す=3月23日、那覇市泉崎 転車台 軽便鉄道那覇駅で、車両の方向転換などに使われていた転車台とみられる遺構。昨年9月に発見、直径約8メートル程度の円形。今後移築保存される 点検施設 ことし3月上旬に新たに出土した点検施設とみられる二つの遺構。いずれも同様の形状で、長さ約8・6メートル、幅約1・6メートルほど。中央の溝は大人1人が入ることができ、車両の点検時などに使用された可能性があるという 軽便鉄道遺構が発見された旭橋再開発工事現場 <ことば>軽便鉄道 1914~45年初頭まで営業した県営の鉄道。車両数118。那覇を起点に与那原、嘉手納、糸満の3路線、海陸連絡線(那覇駅~那覇港)があり、全営業距離は約48キロにおよんだ。沖縄戦で破壊されるまで陸上貨客輸送の要だった。