【中部】「尖閣有事のときは、在沖海兵隊が守ってくれる」「沖縄は貧乏だから基地も必要」-。インターネットで広がる米軍基地にまつわるうわさを客観的事実や数値に基づいて反証しようと、安全保障の専門家らが3月31日、冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」を発行した。

沖縄の米軍基地にまつわるネット上のうわさに反証した冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」

冊子を発行した(前列左から)佐藤学、屋良朝博、(後列左から)星野英一、島袋純の各氏=2日、宜野湾市の沖縄国際大学

沖縄の米軍基地にまつわるネット上のうわさに反証した冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」 冊子を発行した(前列左から)佐藤学、屋良朝博、(後列左から)星野英一、島袋純の各氏=2日、宜野湾市の沖縄国際大学

 編集・発行は「沖縄米軍基地問題検証プロジェクト」。メンバーは、沖縄国際大学教授の佐藤学さん、琉球大学教授の島袋純さん、同大教授の星野英一さん、フリーライターの宮城康博さん、ジャーナリストの屋良朝博さんら。

 冊子は、ネット上のうわさを集め、基地、海兵隊、運動など八つのテーマに分類した上で、一つずつ回答する形でまとめた。

 佐藤さんは「基地が嫌だという人でも、中国脅威論や雇用面から『基地が必要だ』と反論されると言い返せない人が多い。正確な事実を踏まえ判断するために冊子を役立ててほしい」と話した。

 島袋さんは「うわさ話と間違った政策が一緒になって現実になったら、有権者にはね返ってくる」と話し、情報リテラシー(活用力)のある市民を養成する必要性を強調した。

 執筆陣は3日午前10時から、冊子を教材にワークショップを沖国大5号館208号室で開く。

 問い合わせはメールで。アドレスはokirumor2016@gmail.com