【糸満】糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会(大城清会長)が7月にフランス東部の港町、ブレストで開かれる「国際海洋フェスティバル2016」への参加を目指し、準備を進めている。世界30以上の国から約2500の帆船が集う場で、糸満の海人文化を世界に発信する。

国際海洋フェスティバル出場へ準備を進める大城清会長(左)、ソフィー・Q・アダリさん(同2人目)ら=2日、糸満市西崎町・糸満港内

 海洋フェスは4年に1度の国際大会で、海上で船のデモンストレーションやレースなども行われる。08年大会を現地で取材したプロセイラーの西村一広さんが、糸満の帆掛サバニに着目し、振興会に参加を打診した。

 2日には西村さんと親交のあるフランス人セイラーのソフィー・Q・アダリさん(49)が糸満市を訪れ、帆掛サバニの乗り心地を確認した。ソフィーさんは「古くから伝わる沖縄の海洋文化、美しい形のサバニをぜひフランスで紹介したい」と話した。

 大会ではブース内でサバニについてのプレゼンテーションを行うことも想定している。船大工でもある大城会長は「世界から集まる船の中で、サバニがどのように位置づけられるのか興味がある」と話す。船の移動費をはじめ資金の工面も必要になるが「沖縄の若い世代に帆掛サバニをPRし、文化を残すためにもぜひ大会参加を実現したい」と意気込んだ。