【嘉手納】米軍嘉手納基地の即応訓練が始まった5日、模擬爆弾による爆発音やサイレンが午後9時以降に断続的に響いた。基地上空の閃光(せんこう)や煙も確認された。嘉手納町に寄せられた苦情は「眠れない」「怖い」など17人から計34件。町は6日、不安を抱える住民の声を米軍に伝えるよう沖縄防衛局に要請した。

米軍嘉手納基地

 町によると、この訓練が夜間まで続くのは近年では例がない。いずれも5日午後9時から10時に集中し、「家中が揺れて怖い」「高齢者も一緒にいる。眠れない」「人権侵害だ。嫌がらせとしか思えない」と、日常生活を妨害されたことへの訴えが相次いだ。このほか「さく裂音がひどい」「煙が出て怖い。訓練にしても怖すぎる」などもあった。同基地は取材に対して「訓練は6日午後に終了した」と答えた。

 同基地に隣接する東区自治会の島袋敏雄会長(71)は日中の爆発音やサイレンについて「これまでにない激しい訓練だった」と振り返った。同区書記の山城ルリ子さん(55)は午後8時ごろに花火のようなドン、ドンという音を何度も聞いた。「せめて夜間だけでもやめてほしい」と話した。