6月20日を「国際日系デー」とすることが6日、米ハワイ・ホノルルで開かれた第59回海外日系人大会で決まった。提唱した沖縄県名護市在住の県系人2人は「日系のルーツを誇りに思うきっかけになれば」と期待する。

日系デーの制定を喜ぶ比嘉さん(右)と伊佐さん=18日、名桜大

 アルゼンチン県系2世の比嘉アンドレス・オスカルさん(43)とペルー県系3世の伊佐正アンドレスさん(28)は以前、「世界のウチナーンチュの日」の制定を働き掛け、実現させた。

 次は「日系デー」を、と昨年11月、ペルーで開かれた南北アメリカの日系人大会に参加して呼び掛けた。これを受け、南北アメリカの代表が今回の海外日系人大会で制定を提案。日本初の移民が150年前の1868年、ハワイに上陸した6月20日に決まった。

 大会宣言は「第一世代の努力に感謝し、世界の日系間の連携を促進し国際社会への一層の貢献を果たすため」と制定の意義をうたった。大会を主催する海外日系人協会(横浜市)は来年以降、この日に合わせたイベントを検討する。

 伊佐さんは「日系人は出身地では日本人扱いされ、日本では外国人扱いされることが多い。二つの文化を誇りにし、強みにするための日にしたい」と語る。比嘉さんは「こんなに早く決まるとは思わなかった。驚き、喜んでいる」と話した。