球児たちの1世紀 夏の甲子園100回

南部商業高と臨む、やえせ高等支援校の2人の夏 足の速さは相手投手も警戒

2018年6月21日 12:21

 南部商業高校の敷地内にあるやえせ高等支援学校の川上大喜と原一臣は、南部商野球部員として最後の夏を迎える。小学生で野球の魅力を知り、高1から同じチームでプレーする。南部商の仲間も足の速い2人を戦力と捉え「まずは1勝」と7月1日の初戦を心待ちにしている。

やえせ高等支援学校の川上大喜は、最後の夏を迎え素振り練習に汗を流す=南部商業高校

やえせ高支の原一臣は、床に置いたボールを投げるイメージトレーニングに取り組む

南部商の(前列右端から)花城蓮主将、やえせ高支の川上大喜、原一臣ら

やえせ高等支援学校の川上大喜は、最後の夏を迎え素振り練習に汗を流す=南部商業高校 やえせ高支の原一臣は、床に置いたボールを投げるイメージトレーニングに取り組む 南部商の(前列右端から)花城蓮主将、やえせ高支の川上大喜、原一臣ら

 川上は那覇市出身。小学5年、父親と行った読売ジャイアンツの那覇キャンプで、宮國椋丞投手の投球を見て「かっこいい」と魅了された。中学で野球部に入部したが、当初はベースランニングで三塁に向かって走るなどルールも知らなかった。だが強い打球を打ったときが楽しく、やえせ高支でも野球を続けた。

 2016年開校の同校は県高野連には加盟していないが、同敷地内の南部商としての登録が認められ、17年から公式戦出場の道が開けた。昨年の全国選手権沖縄大会1回戦は南部農との連合チームで八重農と対戦。川上は7番右翼手で出場したが3打数無安打、0−7で敗れた。

 「心臓が破裂しそうなほど緊張した。自分はノーヒットでチームも負けたので悔しかった」と振り返る。それだけに最後の夏に懸ける思いは強い。「まずは1勝しヒットを打ちたい。レギュラーになれるかは自分次第」とゆるみはない。

 原は糸満市在住。小1のとき「テレビで見る高校生らのスライディング、泥だらけのプレーがかっこよかった」と少年野球チームに入団。小5の時に一度は野球をやめたが、高校に入り再び野球を始めた。

 一番の思い出は今年5月の商業高校大会で、右翼線の飛球を全力でスライディングキャッチしたプレー。「取れるかどうかの打球を捕球するのが楽しい」と喜ぶ。県高野連が主催する公式戦の出場経験はなく「沖縄大会に選手として出てプレーしたい」と夢を語る。

 花城蓮主将は「プレーに学校の違いは関係ない。戦力としてみている」と語る。足の速い川上や原が出塁すると、投手は警戒して焦り好機につながることもあるという。部員が11人に増えた今大会、南部商は単独校で出場する。花城主将は「学年に関係なく何事も言い合えるチーム。3年生は最後の大会なので、悔いの残らないプレーをして全員で初戦を勝ち取りたい」と意気込む。(又吉健次)

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