札幌市で同居相手の会社員男性=当時(50)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた女性被告(31)の裁判員裁判判決で札幌地裁(島戸純裁判長)は19日、「責任能力があったか疑いが残る」として無罪を言い渡した。求刑は懲役6年だった。

 被告を約2カ月間、鑑定留置した上で起訴した検察側は、刑事責任能力を問えると主張したが、起訴後に精神鑑定した精神科医は「飲酒による急性アルコール中毒や、かつて使用したという覚醒剤の影響で、判断能力が低下していた可能性がある」と証言。弁護側は心神喪失の状態だったとして無罪を主張していた。(共同通信)