定年を迎えた「西原中学校のキムタク」こと平良明教諭(60)の“卒業式”が3月31日、同校であった。美術部が平良さんをモデルに昨年黒板に描いた絵を本人に消してもらうセレモニーの後、生徒会長の新垣隆太さん(14)が“卒業認定証書”を授与した。

退職する平良明教諭(中央)を囲む生徒ら=3月31日、西原町立西原中学校

 平良さんは2011年、母校の西原中学校に赴任。今春、国語教諭としての36年間を終えた。「西原中のキムタク」を自称し、雑学やオヤジギャグを交えた授業が生徒に好評だった。

 門出の言葉で平良さんは「最後の日を母校で迎えるのは幸運。最後の校歌を歌って感無量です。今、私の頭の中は真っ白。頭も白。しっぽも白…。私は普通のおじさんに戻るが、地域のために協力していきたい」とあいさつした。

 イベントには卒業生ら多くの教え子が駆け付けた。西原高校3年の濱田誠弥さん(17)、下地康征さん(17)、那覇工業高校3年の下門拓未さん(17)は「授業中寝てたからよく怒られたけど、先生の話は面白かった」と恩師の門出を祝った。最後に全員で「仰げば尊し」を合唱し、花道をつくって見送った。(玉那覇隆子通信員)