大阪北部地震で小学生女児が小学校のブロック塀の下敷きになり死亡したことを受け、沖縄県内の教育機関は対策を急ぐ。県教育庁は20日、文部科学省からの要請を踏まえ、各市町村教育委員会にブロック塀などの安全点検を通知。石垣市教委は18日付で、市内の全公立小中学校に対し通学路のブロック塀を確認し、児童生徒に注意喚起するよう独自で通知した。

学校を囲うブロック塀の点検箇所を説明する仲盛康治校長=20日、那覇市・寄宮中学校

 県教育庁の通知では、ブロック塀の耐震対策や劣化・損傷の状況を確認し、倒壊の危険性があるものは速やかに注意喚起するよう求めている。施設課は「まずは実態把握に努めたい。違法性があるものは早期改善など対策を促したい」と述べた。

 石垣市教委は、危険箇所がある際は全校集会などの場で注意喚起するよう促したほか、安全マップなどに場所を記入し、保護者らと情報共有することも依頼した。

擁壁の点検開始 那覇市の小中学校

 那覇市教育委員会が19日に出した擁壁の安全確認に関する通達を受け、市内の公立小中学校は20日までに、学校敷地の点検を始めた。

 寄宮中学校では20日午前、仲盛康治校長ら職員が点検にあたり、安全を確認した。同中では通学路に面する擁壁の上にブロックを積んだ箇所があるが、ブロックに支えがされており、日頃から破損や異常がないか小まめに点検しているという。

 仲盛校長は「市教委と連携し、必要なところはその都度補修してもらっている。今回の点検でも安全を確認した」と話した。