【嘉手納】嘉手納町が2015年度に実施した米軍嘉手納基地周辺3地域(嘉手納・兼久・屋良)の調査で、70デシベル以上の騒音は合計4万7685回で昨年度より2757回増えていたことが8日、分かった。町に寄せられた「基地被害苦情110番」は236人、延べ302件で昨年度の約1・4倍。1992年度以降の過去最多を更新した。

米軍嘉手納基地

 町によると、嘉手納基地には2015年1~2月、F22とF16戦闘機が米本国から暫定配備されて爆音が激化。調査によると、この2カ月間の騒音回数は嘉手納と屋良の両地域が合計で前年度比1191件増。苦情も1~2月は前年と比べ約6倍の74件に増えた。

 15年度の騒音発生回数を地域別で見ると、最も多かった屋良が2万3996回(14年度2万1934回)。嘉手納1万5509回(同1万4381回)、兼久8180回(同8613回)と続いた。

 町は外来機の暫定配備が背景にあるとみるが、今後、詳細に分析する。調査は測定方法の違いなどから比較可能なのは13年度からの3年間。13年度の騒音回数は5万1206回だった。

■屋良地区で早朝104デシベル

 【嘉手納】米軍嘉手納基地で8日早朝、F15戦闘機とKC135空中給油機が相次いで離陸した。嘉手納町によると、同町屋良で午前5時43分に104・4デシベルの爆音が測定された。米アラスカ州の訓練に参加するためとみられる。

 同4時40分から6時40分までの2時間で屋良地区の測定器で70デシベル以上の航空機騒音を24件確認。午後10時~午前6時の飛行は必要な場合を除き制限することを定めた航空機騒音規制措置が形骸化している。

 関係者によると、早朝、同基地を離陸したのはF15戦闘機が16機で、うち4機は同基地に帰還した。