23日に梅雨明けした沖縄地方。5月8日から6月22日までの梅雨期間の降水量は、地域平均平年比(速報値)76%と少雨だった。一方で、晴れの日が多く日照時間は同133%。沖縄気象台は「前半は雨が少なかったが、6月14日からの数日間で一気に降った点が特徴」と分析する。

大雨で冠水した道路。伊是名村によると、約50~60センチの高さまで水につかった=6月16日、伊是名村伊是名(村提供)

伊江村役場前では大雨で排水溝から水が噴き出した=6月16日

オーバフローする安波ダム=6月16日午後5時23分、国頭村安波(小型無人機で下地広也撮影)

沖縄県内最大の福地ダムも赤土の地肌が目立つ=5月30日、東村(本社チャーターヘリから下地広也撮影)

大雨で冠水した道路。伊是名村によると、約50~60センチの高さまで水につかった=6月16日、伊是名村伊是名(村提供) 伊江村役場前では大雨で排水溝から水が噴き出した=6月16日 オーバフローする安波ダム=6月16日午後5時23分、国頭村安波(小型無人機で下地広也撮影) 沖縄県内最大の福地ダムも赤土の地肌が目立つ=5月30日、東村(本社チャーターヘリから下地広也撮影)

 5月8日の梅雨入り以降も少雨が続き、県内11ダムの合計貯水率が一時44・7%まで落ち込み、過去10年間で最も低くなった。梅雨の46日間の降水量は、那覇で215ミリと平年の53%と少なかった。名護で97%、南大東島で58%だった。

 平均気温は、那覇で5月25・6度(平年値24度)、6月1~22日は27・4度(同26・8度)といずれも平年を上回った。

 同気象台によると、今年の梅雨時期はフィリピンの南側で上昇気流が発生しやすく、それに伴い沖縄辺りで高気圧の要因である下降気流が発生。その結果、太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が沖縄地方まで南下しづらかったため、沖縄地方では少雨傾向が続いたという。

 一転して、台風6号の影響で大量の湿った空気が梅雨前線に流れ込み、6月14日から数日間は県内各地で大雨が降った。伊是名村では16日午前11時50分までの24時間雨量が400ミリを超え、観測史上最大を記録した。

 11ダムの合計貯水率は24日午前0時現在、72・6%と大幅に改善。同気象台は

「今年は全体的に雨が少ないが、平年より降った地域もあり、空梅雨とは言いにくい」とした。