沖縄市内で最年少自治会長がこのほど誕生した。市八重島の親川静也さん(27)。1日、同区の総会で選任された。京都府の通信制大学で教師を目指して勉学に励む4回生の学生。昨夏、教育実習で帰郷した際「誰も会長を引き受ける人がいない」という自治会の状況を知り、立候補した。

沖縄市の最年少自治会長に就任した親川静也さん=沖縄市八重島

 八重島は4月30日現在、人口約800人、約250世帯で、自治会加入率は40%前後。老朽化で2014年に取り壊された公民館の再建や、なくなってしまった青年会の復活が課題という。

 親川さんは同区出身。「地域の人にお世話になり今日の自分がある。少しでも地域に恩返しをしたい」との思いと、区の活気を取り戻したいとの思いで立候補した。

 現在、各班長や自治会の先輩の助言を受けながら、役所や市社会福祉協議会からの委託事務をこなす。ほか区民の要望を受けて役所や関係機関を回る多忙な毎日を過ごしている。

 懸案の公民館再建については、場所と資金のめどがまだ立っていない。毎月の定例の評議員会でも必ず議題に上るという。「地域有志や関係者の理解と協力を得ながら資金造成のチャリティーを企画している」と親川さん。併せて「自治会の加入率アップも図っていきたい」と意気込んだ。

 「まずは公民館再建で区民の集まる場所をつくり、青年会活動や老人クラブ活動の拠点づくりをしたい」。しっかりしたまなざしで区の将来を語った。(翁長良勝通信員)