沖縄タイムス+プラス ニュース

「元々は護身術」フランスで伝える空手の極意 沖縄出身64歳、欧州に2千人の弟子

2018年6月25日 13:18

 【久高泰子通信員】那覇市出身の大城善栄さん(64)=パリ西郊外ブローニュ市在住=は空手の剛柔流と古武道ともに八段の師範で、1986年の渡仏以来、フランスをはじめスイス、イタリア、ドイツ、ポルトガル、ロシア、インドなどで空手、古武道の指導に精魂を注いでいる。定期的な稽古のほか、週末はセミナーや研修会活動で忙しく飛び回り、今では30以上のクラブで約2千人以上の弟子がいる。

欧州で空手、古武道の指導に当たる大城善栄さん=パリ郊外バンセンヌ市の道場

 だが当初は、指導で思いもよらぬ体験に突き当たったという。沖縄や日本では当然のように頭で理解したつもりで黙々と教えられたことをやっていたが、西欧では「なぜか、どうしてだ」と細かく質問され、説明を求められる。日本独特の以心伝心の暗黙の了解は通じない。

 今では欧州の合理主義的思考の行動に納得したという大城さんは「自分なりにその質問を分析し、理解し、説明できるようになり、勉強になった」と語る。

 剛柔流国際空手古武道連盟欧州本部長、仏国空手道連盟剛柔流の責任者などを務め、空手道の指導と発展に貢献したとして2015年、県出身で初めて、仏国空手道連盟から最高栄誉の勲章である「金十字」メダルを授与された。

 大城さんは「伝統的な沖縄空手は元々護身の術であり、年を取っても行える。技のみならず心身共に鍛える沖縄空手の独自性を重視し、空手を広めることで沖縄の素晴らしさを知らしめたい。自分の空手古武道の奥を極め、指導体系を整えながら、常に後継者養成を心掛けている」と意気込みを語った。

【全沖縄少年少女空手2018】輝くあなたが写っているかも!

 

 「沖縄タイムス フォトギャラリーDL」では、本紙が取材した大会の写真約987枚をご覧いただけます。紙面に載らなかった写真も多数! 輝くあなたや家族、友人が写っているかも。がんばった証しに、仲間との思い出に、チェックしてはいかがでしょうか?

 >> https://okinawa.epitas.com/

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

沖縄関連、今話題です(外部サイト)

JavaScriptをOnにしてください

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム