沖縄県は25日午前、県議会(新里米吉議長)に対し、翁長雄志知事が同日の6月定例会一般質問2日目を欠席すると伝えた。謝花喜一郎副知事らが各会派を回り、「検査、治療で欠席する」などと理由を説明した。野党系の沖縄・自民の5人と、中立系の維新の2人の計7人が質問に立つ予定だった。自民は「事前に説明がなかった」と反発し、午前10時に予定されていた開始が遅れている。

6月19日の沖縄県議会代表質問で答弁する翁長雄志知事

翁長雄志知事の欠席をめぐり開始が遅れ、県議不在でがらんとした沖縄県議会=25日午11時20分ごろ

6月19日の沖縄県議会代表質問で答弁する翁長雄志知事 翁長雄志知事の欠席をめぐり開始が遅れ、県議不在でがらんとした沖縄県議会=25日午11時20分ごろ

 謝花副知事によると、県議会が休会だった22日に検査、治療の予定だったが、病院側の都合でキャンセル。一般質問終了後の28日まで先延ばししようとしたが、治療の必要性があっため、それもできず、25日に検査、治療することが決まったという。

 自民側は知事出席を前提としていたため、25日を休会、予備日を利用し、一般質問の日程を組み替え、知事の出席を求める考えを示している。

 膵臓(すいぞう)がんの摘出手術を受けた翁長知事は「医師から徐々に公務を増やしていくよう指示を受けた」として、12日開会の6月定例会に「基本的に全日程に出席する」との意向を示していた。19~20日の代表質問、21日の一般質問初日に出席。22日に公務はなく、23日の沖縄全戦没者追悼式にも参列していた。

 県側は①本会議の欠席、離席、退席とその際の副知事対応②自席に着席したままの答弁③本会議中の帽子の着用―に関し配慮を求め、開会前の議会運営委員会が了承していた。

 一方で、自民側は「知事の責任感を理解するが、条件を付けて出席するのは会派や議員への配慮に欠いている」(島袋大幹事長)と、体調に不安を抱えたままの出席に疑問を示していた。