ロサンゼルス五輪の女子バレーボール銅メダリストで、6月に日本バスケットボール協会の新会長就任が内定している三屋裕子副会長が5日、県協会の日越延利専務理事、琉球ゴールデンキングスの木村達郎代表らと沖縄タイムス社を訪れた。今後、バスケットボール界の指揮を執ることになる。「バレー出身だからこそ選手目線は一切持たず、マネジメントに全力を注ぎたい」と決意を語った。(勝浦大輔)

「前例は撤廃したい」と語る日本バスケットボール協会の三屋裕子副会長=沖縄タイムス社

 日本協会は2014年11月、国際連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受けた。混乱を収拾するため、日本サッカー協会最高顧問で現日本協会の川淵三郎会長が改革を主導し、NBLとTKbjの二つの男子トップリーグを統合して今秋開幕するBリーグを発足させた。

 川淵会長の後任となる予定の三屋副会長は女子バレーボール出身で、1984年ロス五輪の銅メダルに輝くなど第一線で活躍した。サッカーのJリーグ理事や日本バレーボール協会の評議員も務め、企業経営に10年ほど携わるなどの実績を持つ。川淵体制を継承しつつ、小~大学生のつながりを深め、より根強いファン層の構築を目指す。

 運営に関しては「うまくいったことがあるほど、進化の阻害要因になる。良い前例を排除して、新しいことをやっていきたい」と、新生バスケット界のかじ取りを意気込む。

 Bリーグ1部に入るキングスについては「トレンドを発信するチームであってほしい」と期待を寄せる。「キングスの取り組みを地方都市がまねて、活性化すればすてき。十分にできると思っている。Bリーグのニュースが世界に広がるよう盛り上がっていけたら」と語った。