本島地方では8日から10日にかけて雷雨が続き、西原町など中南部を中心に土砂崩れや冠水など被害が少なくとも9件確認された。県内5地点では4月の48時間降水量を更新し、那覇市内では225・5ミリを記録。落雷の影響で、本島中部や宮古島などで4千世帯以上が一時停電した。雷雨によるけが人は確認されていない。

豪雨の影響で土砂崩れが起き、2トントラックが滑り落ちた現場=10日午後、西原町池田(伊禮由紀子撮影)

大雨で崩れた斜面の擁壁。写真下に倒れた電柱がある=10日午後4時半、南風原町新川の那覇・南風原クリーンセンター(堀川幸太郎撮影)

豪雨の影響で土砂崩れが起き、2トントラックが滑り落ちた現場=10日午後、西原町池田(伊禮由紀子撮影) 大雨で崩れた斜面の擁壁。写真下に倒れた電柱がある=10日午後4時半、南風原町新川の那覇・南風原クリーンセンター(堀川幸太郎撮影)

 西原町池田にある建設会社の資材置き場では午後1時20分ごろ、土砂崩れが発生し、駐車していた2トントラックが土砂とともに、約12メートル下に滑り落ちた。従業員の60代男性は「これから雨が降ったら、また土砂崩れが起きそうで危険だ」と心配そうに語った。南風原町新川にある那覇・南風原クリーンセンターでは9日夕、敷地で斜面の擁壁が高さ約10メートル、幅約20メートル崩れて、電柱をなぎ倒した。うるま市や沖縄市、南城市でも土砂崩れが確認された。

 那覇市泊のマンションでは10日午後、地下の機械室が浸水。冠水は嘉手納町兼久の国道58号で午前7時ごろまで発生したほか、八重瀬町後原でも確認された。

 中部地域では10日午前6時半ごろに最大1724世帯が停電。宮古島でも午前2時すぎに最大2293世帯が停電した。読谷村楚辺のガソリンスタンドでは雷で計量器3台が使えなくなり、午前中の約4時間半は給油できなくなった。