6月が近づくと、今でも涙が止まらないときがある。伊波(旧姓金城)秀子さん(81)が22歳の時だった。 1959年6月30日、母の金城カヨさん(当時52歳)と次女の秀子さんは旧石川市の自宅にいた。カヨさんは台所で家事を、秀子さんは隣の部屋で針仕事をしていた。