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  • 動物園「こどもの国」の2015年度入場者は過去2番目に多い45万人
  • ワンダーミュージアム人気や、幅広い世代向けのイベントが奏功
  • 今後は琉球孤の在来種の飼育に力を入れ、観光客も呼び込む狙い

 沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」の2015年度入場者数が04年のリニューアルオープン後、最多の45万7868人(速報値)を記録した。1972年の開園以来でも2番目に多い。15年度はゾウが産まれて4月に一般公開したこともあり、14年度比で3万2301人増加。シルバーウィーク期間だけを比べても1万人増えた。

産まれたばかりの子ゾウの琉美(るび)をひと目見ようと駆け付けた親子連れ=2015年4月11日、沖縄市・沖縄こどもの国

沖縄こどもの国 入園者数の推移

産まれたばかりの子ゾウの琉美(るび)をひと目見ようと駆け付けた親子連れ=2015年4月11日、沖縄市・沖縄こどもの国 沖縄こどもの国 入園者数の推移

 増加の要因は、光や色の変化、空気の不思議を探求できるワンダーミュージアムが14年にリニューアルしたことや、展示数の増加、斬新な企画のイベント開催などが挙げられる。同年度のミュージアム入館者は04年の開館以来最高の18万4千人を記録。15年度も18万人以上が訪れた。

 同園によると、入園者の6割は18歳以上の大人。特に20~30代のカップルや孫を連れた60~70代の入場が多く、「花祭りなど幅広い年齢層が楽しめるイベントを開催しているのが増加要因ではないか」と説明する。

 4月から新園長に就任した高田勝園長は「沖縄独自の動物園にしたい」と意気込む。今後、琉球孤の在来種の飼育にさらに力を入れる計画だ。既に琉球犬やヤクシマザルを飼育し、他県との差別化を図っており、来園者の9割以上を地元客が占める。今後は県外からの観光客の増加を狙いつつ、地元を大切にし、子どもたちから愛される動物園を目指すという。

 高田園長は「沖縄の子どもたちがこどもの国を訪れることで、琉球孤の家畜や野生生物の成立過程、生態系を学ぶことができる場所にし、動物園の魅力を高めていきたい」と話した。