琉球国の終焉(しゅうえん)から説き起こされる一家の物語である。主人公は一人の女性。激しい波に翻弄(ほんろう)されて生きた沖縄の庶民女性の姿がここにある。作者はその庶民の人生を温かいまなざしで見つめ、豊かな物語を紡ぎ出した。

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