沖縄市銀天街周辺の子どもの居場所となっている「子どもカフェ」で12日、香港から来県したボランティア7人による中華料理教室が開かれた。15人の子どもたちが、棒々鶏(バンバンジー)やカニ玉、ミートボールとパイナップルの酢豚など本格中華料理作りに挑戦し、できあがった料理に「最高」と舌鼓を打った。

香港から訪れたボランティアと調理した食事を楽しむ子どもたち=12日、沖縄市照屋

 香港在住の加藤三泰子(みやこ)さん(47)がインターネットなどを通じ、カフェの食を通した子どもの自立支援活動を知り共感。自身が勤める会社や通っている教会で寄付を集めた。今年2月に来県し、寄付金やピアノを贈った。

 今回、四川料理のシェフで牧師の野木朗(あきら)さん(65)らとともに、料理を通して子どもたちを支援しようと再び来県した。

 小学3年生の女の子は「ギョーザは食べたことがあるけど、こんな中華料理は初めて。鶏肉を細かくほぐすところが難しかった。おいしかったので家でお母さんと一緒に作ってみたい」と笑顔で話した。

 香港で無料塾を開くなど生活困窮世帯を支援している牧師のウー・ポキさん(52)は「子どもたちに関心や愛情を持つこと、人が交流することが大事だと感じた」と語った。

 カフェを運営する砂川和美さん(50)は「海外からの支援に驚いている。なかなかない機会で、子どもたちにとって良い経験になったと思う」と喜んだ。