第62回沖縄タイムス賞の贈呈式と祝賀会が2日、那覇市おもろまちのザ・ナハテラスで開かれた。文化部門で選ばれた喜舎場盛勝氏(86)=光史流太鼓保存会会長=ら各分野で功績のあった5人と1企業に正賞が贈られた。(24面に関連)

沖縄タイムス賞を受賞した(前列左から)島袋光晴氏、喜舎場盛勝氏、東恩納盛男氏、(後列左から)沖縄コカ・コーラボトリング社長の城英俊氏、東良和氏、星野人史氏=2日、那覇市のザ・ナハテラス

 沖縄タイムス社の武富和彦社長は「未来を見据えながら県民の誇りと活力につながる方々を顕彰していく」とあいさつ。受賞者を代表して喜舎場氏は「郷土の大事な文化を守り育てた沖縄タイムスのおかげで好きな道を楽しく歩めた」と振り返り、「受賞者は今後も、おのおのの分野で精進していく。なおいっそうのご指導、ご支援をお願いしたい」と述べた。その他の受賞者は次の通り。

 【正賞】産業部門=沖縄コカ・コーラボトリング株式会社(城英俊代表取締役社長)、東良和氏(沖縄ツーリスト代表取締役会長)▽文化部門=島袋光晴氏(島袋本流紫の会宗家)▽体育部門=東恩納盛男氏(国際沖縄剛柔流空手道連盟・最高師範)▽社会活動部門=星野人史氏(NPO法人珊瑚舎スコーレ代表)

笑顔の受賞者 新たな決意

 第62回沖縄タイムス賞の贈呈式と祝賀会が開かれた2日、会場の那覇市内のホテルには受賞者の関係者約500人が詰め掛け、花束を贈ったり握手を交わしたりして祝福した。

 経済振興と社会貢献活動で受賞した沖縄コカ・コーラボトリング社長、城英俊さん(66)は「今後も『沖縄にあってよかった』と思われる会社でありたい」と表情を引き締めた。

 観光業に寄与した沖縄ツーリスト会長の東良和さん(57)は「沖縄のオピニオンリーダーに表彰されたことに価値を感じる」と喜びの声。

 伝統芸能の継承発展に貢献した琉球舞踊の島袋本流紫の会宗家の島袋光晴さん(83)は「小さな積み重ねをこれからも続けていきたい」と抱負を述べた。

 光史流太鼓保存会会長の喜舎場盛勝さん(86)は「常にタイムスと共に歩んできた。さらに精進したい」と喜びをかみしめた。

 伝統空手の継承に尽力した国際沖縄剛柔流空手道連盟・最高師範の東恩納盛男さん(79)は「受賞は名誉で最高の喜び。励みになる」と目尻を下げた。

 珊瑚舎スコーレ代表の星野人史さん(70)は運営する夜間中学の卒業生に囲まれ、「こんなふうに来てくれてありがたい。もっと頑張って学校教育を充実させたい」と決意を新たにした。