世界遺産に登録されている沖縄県今帰仁(なきじん)村の「今帰仁城跡」の主郭東側城壁の石垣が幅約9・7メートル、高さ約6・4メートルにわたって崩落しているのが、3日までに分かった。今帰仁村教育委員会によると、台風7号による雨などの影響という。

台風7号で崩れた世界遺産・今帰仁城跡の城壁=3日午後5時50分ごろ、今帰仁村今泊(小型無人機で下地広也撮影)

台風7号で崩れた世界遺産・今帰仁城跡の城壁=3日午後5時50分ごろ、今帰仁村今泊(下地広也撮影)

空から見た今帰仁城跡(2000年11月撮影)

今帰仁城跡は桜の名所。シーズン中は多くの来場者でにぎわう

台風7号で崩れた世界遺産・今帰仁城跡の城壁=3日午後5時50分ごろ、今帰仁村今泊(小型無人機で下地広也撮影) 台風7号で崩れた世界遺産・今帰仁城跡の城壁=3日午後5時50分ごろ、今帰仁村今泊(下地広也撮影) 空から見た今帰仁城跡(2000年11月撮影) 今帰仁城跡は桜の名所。シーズン中は多くの来場者でにぎわう

 2日に台風被害の状況を確認するため付近をパトロールしていた役場職員が崩落を発見し、村歴史文化センターに通報。石垣が崩れたのは1日午後7時から2日未明にかけての時間帯とみられている。人的被害はなかった。

 今帰仁村役場が計測した降水量によると、2日の24時間降水量は67ミリだった。

 崩落した石垣は、2002~04年に修理事業で整備されていた。同委員会社会教育課の玉城靖文化財係長は「これまでにも台風で崩落した箇所はあるが、今回の台風でここまで大きく崩れるとは思わなかった」と話した。付近は、観光客らが近づかないよう、ロープが張られている。

 同教育委員会は、国や県に「毀損(きそん)届」を提出する。県文化財課や文化庁と調整し、災害復旧事業を活用して修復していくことを検討している。