台風7号の影響で2018年度前期の保育士実技試験が中止となった問題で、試験を実施する全国保育士養成協議会と沖縄県が、来月にも再試験を実施する方向で調整していることが4日、関係者への取材で分かった。試験日程については、県が今週末までに発表する見込み。同協議会の担当者は「再試験のスケジュールを積極的に検討している」としている。(社会部・徐潮)

沖縄県庁

 1日開催されるはずだった前期の保育士実技試験は、県内で約200人が受験予定だった。協議会は中止を決めた当初、「以前は年1回の試験だったが、16年度から保育士不足対策の一環で試験を年2回実施している。再試験などの救済措置はなく、12月の後期試験を受けるしかない」と説明していた。

 県子ども生活福祉部は2日、受験手数料の返金や再試験を求める訴えが多数寄せられたことなどから、同協議会に再試験の実施を要請した。県の担当者は「県内では保育士が不足している。何らかの形で支援したい」と話した。既に後期試験の受け付けも始まっており、混乱を避けるためにも「前期試験の再試験の日程を早く決めたい」と調整を急ぐ考えだ。

 受験予定だった沖縄市に住む女性(34)は「保育士になりたくて半年前から準備をしてきた。中止は本当に困る。今後の人生設計も変わってしまう」と、早期の再試験を強く求めた。