【西表=竹富】西表石垣国立公園の区域が15日、八重山諸島の西表島全域約2万9千ヘクタールや石垣島北部などに拡張された。同日付の官報で告示。環境省那覇自然環境事務所と竹富町は同日、昨年制定し初めて迎えた「イリオモテヤマネコの日」と合わせた記念フォーラムを西表島で開き、自然や固有種イリオモテヤマネコの生息環境の保護強化に向けて意見を交わした。

拡張される西表石垣国立公園

 西表島は、政府が2018年の世界自然遺産登録を目指す「奄美・琉球」(鹿児島・沖縄)の対象地域の一部。イリオモテヤマネコが全域に生息するほか、沿岸部に国内最大規模のマングローブ林も有することから、全島の国立公園化により保護を強化する。

 石垣島北部は南西諸島に自生するサガリバナの群落地があり、観光客の増加も予想されるため新たに公園に指定した。区域は陸域・海域合わせて約3万ヘクタール増の12万2千ヘクタールとなる。

 西表島のフォーラムには、川満栄長町長や専門家らが登壇。川満町長は「先人たちから引き継ぎ今日につながった。きょうは竹富町にとって歴史的な日、歴史的なスタート」と述べ、自然遺産登録に向けさらなる取り組みを呼び掛けた。