宮古島地方と石垣島地方は5日、雷を伴う豪雨に見舞われた。石垣市登野城では午後3時半までの3時間降水量が7月の観測史上最大の212・0ミリを記録。宮古島市城辺新城でも同211・5ミリと「50年に1度」の記録的な雨を観測した。両市で道路の冠水が相次ぎ、家屋の床上・床下浸水被害が発生した。

冠水した道路で立ち往生したタクシーを移動させる消防隊員ら=5日午後1時50分ごろ、石垣市真栄里(画像の一部を加工しています)

記録的な大雨で増水した河川=5日午後0時56分、宮古島市城辺比嘉

冠水した道路で立ち往生したタクシーを移動させる消防隊員ら=5日午後1時50分ごろ、石垣市真栄里(画像の一部を加工しています) 記録的な大雨で増水した河川=5日午後0時56分、宮古島市城辺比嘉

 沖縄電力によると、雷の影響で配電設備が故障し、宮古島市城辺で470世帯、市伊良部で280世帯が一時停電した。

 1時間降水量は、宮古島市城辺で午前10時50分までに観測史上最大の111ミリを観測。石垣市登野城は午後3時26分までに89ミリ、新石垣空港で同3時36分までに79ミリだった。

 大雨の影響を受け、航空路線では宮古-多良間の往復1便、宮古-那覇の片道1便が欠航した。

 宮古島市は市内各地で冠水が発生。同日午後8時現在、家屋被害は床上浸水が1件、床下浸水が4件だった。

 石垣市は同現在、床下浸水が3件、道路の冠水は少なくとも5カ所で確認された。市真栄里では冠水で車が立ち往生し、迂回(うかい)する車両で渋滞になったりと一時混乱した。

 冠水でバイクが動かなくなった市白保の関口義雅さん(39)は「こんなの初めて。30分ぐらいであっという間に川みたいになった。排気口に水が入ってしばらく動けない」と肩を落とした。市道沿いの店舗で働く男性(46)は「大雨のたびに冠水するが、きょうは歩道まで見えないぐらいひどい」と話した。