今帰仁村教育委員会は5日、世界遺産・今帰仁城跡の城壁が崩れた現場にブルーシートをかぶせて保全しようとしたが、さらに崩落する危険があって断念した。代わりに積み石に番号を書き、写真を撮って現状を記録することで、今後の台風接近でさらに崩れても修復しやすくすることを検討する。

台風7号で崩れた世界遺産・今帰仁城跡の城壁=3日午後5時50分ごろ、今帰仁村今泊(下地広也撮影)

 26日には専門家でつくる整備委員会を開き、国や県の助言を受けながら修復の方針を決める。現場は大型重機を入れることが難しく、当初復元した時と同じように人の手を多く使うことになりそうだ。

 崩落後も城跡の見学は可能。神奈川県から夫妻で訪れた油谷慎さん(35)は「壊れた所を見ると、城壁に厚みがあって中には細かい石がたくさんある。このすごい石垣を残してもらえたら」と話した。