【石垣】尖閣諸島周辺の警備強化に向けた海上保安庁の「尖閣領海警備専従体制」が整い、完成披露式が16日、拠点とする石垣市浜崎町の船艇基地であった。石垣海上保安部の人員は689人と全国最大規模で、配備された1500トン級の新型巡視船10隻を含む12隻が専従で任務に当たる。同日までに桟橋や宿舎、船艇用品庫も完成した。

尖閣領海警備の専従体制完成披露式後、新たに完成した桟橋を渡り巡視船に向かう関係者ら=16日、石垣市浜崎町

 同保安部は2012年の尖閣国有化後、領海侵入を繰り返す外国船の急増に対応する警備のため、全国から巡視船など応援を受けていた。専従体制確立と拠点機能の強化で全国最大規模の基地となり、応援の必要性が少なくなるという。

 同保安部の宮崎一巳部長は式典後、領海侵犯を続ける中国公船への対応について、「国内法、国際法にのっとり引き続き不測の事態を避ける。エスカレートさせないように冷静かつ毅然と対応し、領海領土をしっかりと守る」と述べた。