11月の沖縄県知事選に立候補を表明しているシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)が設置した事務所の場所を巡り、政界がざわついている。これまで自民党県連が数々の知事選、国政選挙を戦った、那覇市牧志の自民の牙城「いとみね会館」だからだ。

ガンバロー三唱で気勢を上げる安里繁信氏(右から2人目)ら=6日午後、那覇市牧志

 安里氏側近は「ここは保守が選挙を戦った歴史ある聖地だ」と語り、選挙戦の拠点として最適地と説明。2カ月近く前から予約していたといい、「ここなら自民党も慣れているので入りやすいだろう」と述べ、あくまでも安里氏が保守の「正統候補」だと強調する。

 一方、本拠地を占有された自民からは「けんかを売っているのか」といぶかる声が上がる。ただ、県連は「場所はいくらでもある」と意に介さない。幹部は佐喜真淳宜野湾市長(53)への一本化に自信を見せ「いずれ、明け渡すのでは」と余裕の表情だ。そんな中、安里氏は大安の8日に神事を執り行い、新しい神棚に選挙の神を招き入れる。