【市塚和枝通信員】ミラノ市内でこのほど、沖縄県出身のオペラ歌手、泉恵得さんを迎えた「シューベルトの冬の旅」コンサートが開かれた。平安座島出身の泉さんは音楽界では著名で、ノットゥールノ協会のディレクター、ルーカ・コロンボさんがイタリアに招いたもの。

ドイツ歌曲も盛り込み、美声を披露した泉恵得さん=ミラノ市内

 泉さんは毎年のようにイタリアを訪れ演奏会に出演しており、今回は演目にイタリアでは珍しいドイツ歌曲を取り入れた。

 泉さんはコンサート終了後「イタリア人の聴衆を前にドイツ語で歌うと、どのような反応を示すのか緊張した」と話し、「さすが本場クラシック音楽の国民。歌い始めるとすぐに十分な手応えを感じ、そのままスムーズに歌うことができた」と振り返った。

 ピアノ伴奏を担当した那覇市小禄出身の知念杉子さんも、「ドイツ歌曲のピアノのパートはピアニスト冥利(みょうり)に尽きるものが多い。今回、泉先生の伴奏ができて最高でした」と述べた。