最大震度7を観測した熊本県では17日も大きな余震があり、住民らの緊張が続く。沖縄タイムスの電話取材に応じた沖縄県出身者らの声にも、疲労がにじむ。

 豊見城市出身で、熊本県立大学3年の金城正汰さん(20)が住む鉄筋コンクリート3階建てのアパートは16日の本震でゆがみ、1階自室のトイレのドアが半分開かなくなった。17日午後には沖縄出身の友人らと帰省しようと福岡空港を目指しヒッチハイクを始めたが、「福岡に着くまで何時間かかるだろう」と疲れた様子。

 那覇市港町に住む宮城澄江さん(65)は、14日の地震で益城町に住む親類の村上ハナエさん(94)と村上正孝さん(61)を亡くした。同町の北にある甲佐町に帰省していて地震にあった。

 16日の本震では、築約200年の木造建ての実家の天井が剥がれ落ちて半壊状態に。さらにその夜の雨で、部屋は水浸しになった。「命も、日常の生活も一瞬で無くなる。脱力感がいっぱいで。どう言えばいいのか…」と言葉を詰まらせた。